お墓ディレクター制度を創設した目的は、日本のお墓文化の発展と、生活者に対してお墓に関する正しい知識の普及を業界全体で図ることにあります。
今、生活者の身の回りには数多くの情報が氾濫しています。それは情報が簡単に入手できるという反面、その真偽を判断し、必要なものを選ぶ能力を身に付けていないと、膨大な情報に逆に振り回されてしまう、という状況でもあるのです。またこうした中で、生活者のモノに対する考え方や見方が変化し、多様化しているのも事実です。だからこそ、お墓の持つ本来の意味や正しい知識を生活者に啓蒙し、様々な要望に対して適切なアドバイスをすることが必要なのです。それはお墓に対する「心を育てる」ことでもあり、生活者から信頼される「心と心を結ぶ」ソフトを持っているかどうかということです。そのソフトを持って初めてお墓の建立が可能となるのです。
 そのためには墓石販売に携わるプロとして、我々一人ひとりがお墓に関する幅広い教養や知識、技術を習得し、お客様の相談や要望にしっかり応えていかなければなりません。つまり、お墓ディレクターの有資格者は「生活者に対してお墓の正しい知識を伝え、適切なサポートができる人」であり、その土台づくりがお墓ディレクター検定試験ともいえるでしょう。
これはお客様の満足度を高めるため、業界全体が取り組むべき課題でもあります。お客様の要望を大切に受け止め、それに応えてこそお客様は満足が得られるのです。その報酬が価格として反映されるのであって、お墓の価値とは石の量だけではないことを今一度認識しなければなりません。お客様の満足度を高め、叶えてあげること、それが社会への貢献に結びつくことにもなります。「お墓ディレクター」はそうした社会的な意味合いを含めた制度なのです。墓石販売に携わる人に、一人でも多くチャレンジしていただき、その資格を積極的に活用してほしいと願っております。
日本石材産業協会は、この制度を全面的に支援し、日本のお墓文化の発展と、お墓の正しい知識の普及を通じて、一般社会に貢献していきます。 |